八重田地区の現場も、だいぶ造作工事が進んできました。
ところで、「防振吊り木」って聞いた事はありますか?
読んで字の如く、「振動を防ぐための木材」って事なんです。
木造の建物は、防音や遮音性については、防ぎきれない部分があります。
2階の物音が1階へ響くのが、気になる事がよくあります。
それは、1階と2階の間、いわゆる天井裏が「太鼓」の役割を果たして、
2階の物音が増幅されて1階へ響くからなんです。
在来工法の家は、1階と2階の空間が広く取れるうえに、
1階の天井を独立させている造りなので、その影響が少ないと言われています。
ツーバイフォー住宅などは、2階の床に直接1階の天井を張る構造になっていて、
まさしく太鼓状態になるので、その影響が大きいと言われています。

写真に2階床の裏側(1階の天井裏)が見えています。
黒く見えている部分が、防振吊り木です。
天井を吊るための部材なので吊り木と言うい名称になっています。
では何故防振なのか?
さっき説明したように、天井裏が太鼓状態になるので、音が響くわけですから、
2階の床と、1階の天井を分離すれば、そこで伝わってきた音が
遮断される事になります。結果的に響いてくる音が軽減されるのではないか!
と言う考えから防振と言う名称になっているんです。

上の写真が防振吊り木の施工状態です。
2階の床と、1階の天井を繋いでいるのがよく分かりますね!
「吊り木」となっていますが、実際は樹脂製(プラスチック)です。
写真では分かりにくいですが、この部材の途中に防振性を持たせた、
ゴムが設置されているんです。2階から響いてきた音を、そのゴムの部分で
吸収して、1階へ伝わらないようにしているんです。
ねじ式になっていて、長さも調整する事ができます。
木造の建物は、どうしても音に対しては弱い部分があります。
少しでもその弱点を補おうと、見えない部分で努力しているんですよ!
次回は、その音に対してさらなる遮音対策をしているところを紹介します!
お楽しみに!!
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